中谷彰宏著「セクシーな仕事術」は仕事で「ドキドキ・ワクワク感」を持つ事の大切さが書かれています。
今回も前回に引き続き、
中谷彰宏さんの「セクシー・・・」シリーズ
「セクシーな仕事術」
をご紹介します。
タイトルから察するに、
女性がどういった仕事をすると、
(男性から)セクシーに見えるか。
そんな事が書かれている内容と思われます。
「セクシー」と云う言葉は、
一般的に「色気のある」や「性的な」という
意味で用いられます。
どんな色っぽい仕事術が書かれているのでしょう?
・・などと、
期待せずに読むのが、
通称「中谷本」の読み方と思います。
たとえば、こんな話が書かれています。
☆ ピンチの時でないと、見方はわからない。
選挙に落選すると、
候補者とその奥さんが、折りたたみ椅子を整理し、
事務所の後片付けをしています。
そんな話が紹介されます。
辛い光景が目に見えるようですが、
そのどこが「セクシー」なんでしょうか?
本書では、苦しい時に本当の見方が分かる。
自分自身も、見方がピンチの時に逃げていかないこと。
・・と中谷さんは述べていて、
様々なビジネス書や成功本にも
同じ事が書かれています。
しかし、この大切な話を、
選挙後の後片付けの話を利用し、
イメージをふくらませてくれる点は、
通称「中谷本」以外無いと思います。
本書は、前半に、
☆ 「女だから・・・・・・」といわない。
☆ 男性的な女性はセクシー。
☆ シンプルな服装が、セクシー。
☆ 頑張りすぎない。
と、女性ならではの話があります。
そして、後半は男女にかかわらず、
(どちらかというと、若い人向けではありますが、)
仕事のやり方考え方を説いた内容となっている
印象を持ちます。
例えば、
☆ 断られることで、断られ方を学べる。
☆ 学歴が通用するほど、社会は甘くない。
☆ 一人目のお客様に、感謝する。
☆ 表現されない能力は、無いのと同じ。
と、これらは様々なビジネス本や成功本に
書かれている内容が記されています。
中でも良い話だと思うのは、
求人広告が出ていない会社に努めるには
どうしたらよいのか。
というテーマで書かれている章です。
紹介状など持たずに、
自分で「皿洗いさせてください」と申し込め。
そして、断られたら、それが勉強だ。
そんな話が書かれています。
「毎日かあさん」の西原理恵子さんの本にも
同じような話が書かれていますが、
自分で自らのキャリアを開く人と、
(私のように)求人広告という、
就職カタログを見てサラリーマンを選んで
しまう人の違いが表現されているわけです。
特に最後の章に書かれている、
☆ 一人目のお客様に、感謝する。
などは、これから起業して商売を始める人
全員に読んでもらいたい内容です。
最初に来るお客さんは、
おっかなびっくり、失敗したかも。
・・等と思いながら、お店に入ってきます。
その、最初に来た一人のお客様を
どれくらい大切にできるか。
商売を行う上で、最も大切な話が記されて
いるのではないかと感じました。
本書はこんな感じで、
仕事における大切な心得が紹介される
内容となっています。
女性が仕事のやり方を変えることで、
魅力的になる本ではありません。
本書の第一章には、次のように書かれています。
==
セクシーとは、ワクワク・ドキドキすることです。
「色っぽい」とか「えっち」とかいうことではないのです。
女性だからセクシーということではありません。
仕事において、男性でもワクワク・ドキドキがあれば、セクシーです。
<略>
==
即ち、本書のメッセージは、
仕事において、男も女も「ドキドキ・ワクワク」しよう。
そんなことなんだと感じました。
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