中谷彰宏著「セクシーな出会い術」はセクシーを抜きにして、良縁を求める全ての大人向けの本です。

本日は中谷彰宏さん著の

「セクシーな出会い術」

をご紹介します。

中谷彰宏さんは「セクシーな・・」で続く
シリーズを幾つか出ておりまして、

タイトルや本のデザインからして、
どうみても女性向けの本と思い、
購入することも無かったのですが、

「セクシーな仕事術」という
ビジネス系の本に興味を持ち、
購入してみたところ、面白かったので、
その後出ているシリーズは全部買うこと
にしました。

・・とはいえ、
女性向けの内容であることに変わりなく、
いい年をしたオッサンが読んでも、
真似できないことも多々ある内容です。

しかし、考えようによっては、
(女性の反対は男性な訳で、)
ちょっとだけ視点を変えることで、
男性向けの本になると気づきました。

もっというと、(本書に限らず)
本を読むのに、男性も女性も、
あまり関係ないことに気づいたのです。


本書の内容を少し紹介します。

☆ペン回しをする人は友達が出来ない。

思うに、ペン回しをする人は、
男性に多いような気がします。笑)

本人は気にしていないでしょうが、
見た感じうるさいですし、
私のようにペン回しが出来ない人の反感を買います。

中谷さんは、ペン回しをする人に対して、
寂しさを紛らわす行為で、孤独に耐えられない人。
と分析しています。

大学生などの若い人に多く、
そのような人はチャンスを失うと云います。

これは、大人になると殆ど居なくなる、
癖のようなものですが、
一言で言うと、(目上の)人に好かれない。
と云うことで、そういった人はビジネスでも
不利となります。

見た目がうるさい。
その程度しか表現出来ない、
私の遙かに上を行く分析です。

本書では、上記を分かりやすい簡単な文章で
表現しているのですが、そこが中谷本の極意
と思います。


☆出会いより、出逢わない方法を探す。

出会いというのは、多いほど良い。
というのが一般常識ですが、

中谷さんに云わせると、
運気が悪い人や、どうでも良い人に沢山
出逢っても仕方ない。ということです。

要するに、社会人になれば沢山の人と出会うし、
仕事が出来るようになり、立場が上がってくると
更に沢山の人が近づいてくる。

しかし、付き合う人によって、
会社や人生が傾くこともあります。

そのためには、むしろ変な出会いよりも、
出逢わない方法を考える。

これは、逆に言えば、数少ない良質の出逢いのために、
出逢いのフィルターをかける大切さを説いているのだと
感じました。


☆出会いはいらない

「出逢わない方法」の究極として、
出会いはいらない。という章があります。
・・と云っても出逢わなかった話ではありません。

中谷さんが努めていた会社の先輩で、
最後まで独身をしていた人の話です。

その方は「鼓(つづみ)」を習いに行って
伴侶を見つけました。

結婚式にでると、隣のテーブルのおじさんが、

「鼓やで、うまいことやりよったん。
べっぴんさんもろうたんやん」と言ったそうです。

普通「鼓」を習いに行くと熟女を超えたような
人達に混じって練習をします。
(若くて綺麗で独身の女性は希です。)

その方は、女性との出逢いなど全く期待せずに、
純粋に「鼓」を習いに行ったことで、
素晴らしい出逢いがあったわけです。

独身の私にはなんとも、心強い話ですが、
出会いを求めると「ギラギラ」感のオーラが出てしまう。
と中谷さんは解説しています。


本書にも書かれていますが、

人は、各自のレベルに応じて、
出会うべく人に出会って行くそうです。

「鼓」の話もそのひとつですが、
本書を読んで、
良い出逢いのために大切なのは、
何かを想う純粋な気持ちや、自分のレベルを上げていく
努力が必要と感じました。

本書は、このようにセクシーになりたい女性の方というよりも、
多くの大人の方に通じる内容となっています。

「セクシー」という単語に囚われず、
素敵な出逢い(恋愛だけに限りません)を
求める方にお薦めの一冊です。




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