中谷章宏著「仕事の極め方」を読みました。

就職してからの数年間は、
ろくに仕事が出来ませんでした。

右に行っては叱られ、、、
左に行っては叱られ、、、

・・そんな毎日でしたが、

いつの頃からか、
少しづつ仕事が出来るようになり、
最近良いね。等と褒められるようにもなりました。

それから月日は流れ、
(おなかも出て、髪も薄くなり、)
今では立派な中年サラリーマンに成長した訳です。汗)

ろくに仕事が出来なかった新人時代から、
今に至るまで変わらない気持があるとすれば、

それは、

少しでも仕事が(上手く)出来るようになりたい。

ということです。


さて本日ご紹介する、
中谷章宏さんの「仕事の極め方」は、
そんな私にぴったりのタイトルです。笑)


中谷章宏さんの本(通称中谷本)は、
文字数が少なく、書いていることも実に簡単です。

その様子から、
内容が無いとか、悪口を言ったりレベルを低く
考えたりしがちです。

正直に申せば、
私もそのように考え、
中谷本を買うのはもったいない。
と考えたこともありましたが、、

、、今は違います。
どのように考えているのかと言えば、

表現として、
平易な文字を選んでいるのだと思います。

余計な文章や文字を削った文体は、
ビジネス本における、詩的表現とも
いえるのでは無いかと思います。

「仕事の極め方」に書かれている内容は、
例えば、

 ”地味な仕事こそ、楽しそうにやってやろう”
 
と帯にあります。

どんなにイヤそうな顔をしても、
上司からは次々と仕事が振ってきます。

どうせするなら、楽しそうな顔をして仕事をしたほうが、
気分も明るくなりますし、工夫や改善の気持ちも芽生えます。
そしてなによりも、仕事を頼んだ上司や周りの人が見ています。

齋藤一人さんの本などにも、
似たような事が書かれていますが、

イヤな仕事を楽しそうにする人の所に、
チャンスがやってくるのです。


本書を読んで、一番心に残ったのは、

 「読む・書く・会う」が
 無かった日は、
 何もしなかったのと同じだ。

という一文です。

読むことで、情報を蓄え、
書くことで、蓄えた情報の整理をする。
更に人と会うことで、整理した情報に刺激をあたえ、
更にレベルの高いものに昇華する。

つまり、
インプットした知識を、自分の頭で整理し定着したのち、
さらに他者の力を借りて、思考を一段高くするのです。

昨日ある有名講師のセミナーを聴いたのですが、
その方も、人と会ってアイディアを出すことで、
始めて自分の殻を抜け出せる。

そんな話をしていました。

世の中で言う、
「インプット」、「アウトプット」だけでなく、

「ミックス」による思考の昇華が大切ということです。


本書は、過去の中谷本の中から
選りすぐりのテーマを選び出し、そしてまとめた物です。

このため、通常の中谷本よりも、
より密度の高い内容となっているように感じられます。

中谷本はどうか?
と感じている方にもお勧め出来る内容と思います。
(読む際は、じっくりと読んで頂きたいと思います。)

お買い得感のある一冊と思います。




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