近藤麻理恵著「人生がときめく片付けの魔法」を読むと本当に部屋の整理がしたくなります。

サラリーマンになって、
最初は会社の寮に住んでおりました。

本当に「寮」という感じの建物で、
それまで一人暮らしをしていたものですから、
成れるまで窮屈に感じていました。

狭い部屋には、ロッカーと机、
そしてベットが備え付けられておりました。

個人部屋とはいえ、
ほとんど模様替えもできないような部屋で、
それでも、30歳位まで住んでおりました。

その後で、今の部屋に引っ越した訳ですが、
寮を卒業した先輩から、
部屋は2部屋ぐらい無いと、ダメだよ。
・・とか言われ、

今まで狭い寮部屋に住んでいたので大丈夫だろう。
と思いつつも2部屋あるアパートに引っ越しました。

それからずっと同じ所に住み続けているわけですが、

いつしか部屋は満タン、具だくさん。
といった感じです。

元々たいした物のない、会社の寮から引っ越して
来たわけですが、
この物の量は、どうしたことか!と思います。

(集めるのが半分趣味というのもありますが、汗)
パソコンの隣には積読本の山があり、
地デジ化して今は使えない家電製品や、
とりあえず取っている段ボール群。

おしゃれとは縁遠い生活をしているものの、
いつ着るのか。・・・という位の洋服たち。。
もちろん、一度読んで本棚に格納された沢山の本。

これらを処分するには、部屋を引っ越すしかない。
そんな事を思いつつ、
何も出来ずに今年も夏が終わりそうです。


そんな訳で、本日ご紹介するのは、
近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」です。

帯にかわいらしい、女性(著者)の写真が乗っている
この本は、読んでみるとインパクトを感じます。

普段、若い女性が書く本というのは、
あまり読まない気がするのですが、
(いかんせんビジネス本や成功本が中心ですので。。)

若い女性の文章の為なのかどうか解りませんが、
この方の文体にはとても勢いがあります。

そして、一度読んだだけで、
多くの内容が記憶されるのですが、
そんな本も珍しいと思います。

ある意味名著かもしれません!

会社でこの本の事を話したら、
近藤麻理恵さんは、テレビでも有名と言うことで、
職場のおじさん連中でも知っている人がおりました。

私はテレビは見ないのですが、
そのような有名人だったとは知りませんでした。
片付けやお掃除系は、どうしてもおばちゃんチックな
イメージがありまして・・・。


本書を読むと、著者の近藤さんは子供の頃から、
(何故かは解りませんが)部屋の片付け好き。
・・というか、片付けに心を奪われている様子が
書かれています。

そのため、片付けに関して家族との沢山の衝突をへて、
本書にいたる数々のノウハウを蓄積していきます。

そして大人になった現在は、
全国の片付けをお手伝いする仕事をしています。

本書では、

・書類は基本的に全部捨てても、滅多に困らない。
・本や衣類等は家中のものをいったん集めて、
 並べてみて、本当に好きな物意外は全部捨てる。
・お客様用布団の類は不要だし、
・洗剤やトイレットペーパーのストックは最小に。

といった”捨てる系”の話や、

・なるべく衣替えはしないような衣類にする。
・不要な物を家族や他の人にあげずに捨てる。
・捨てるときは親に隠れて捨てる。
 ※もったいない。とこっそり回収される。
・捨てると決めたら、一気に捨てる。

・・・etc.

といった”ノウハウ系”も含め、
片付けに関する沢山の事項が記されています。


本書でも書かれているのですが、
大切な事は、モノに過度に執着する精神状態を
改善すること。

そして、
本当に好きなモノ、心ときめくモノに囲まれた
生活をすることが大切ということです。

理想的な部屋の状態は、高級ホテルです。

モノがない部屋であっても、厳選された家具や
ちょっとした装飾があれば、快適にすごせます。

(・・と、自宅のガラクタの山を見ながら
書いている訳ですが・・・とほほ。)


正直に書くと、
私がよく読む、某著者の方の内容と被っている
点も多々あり、そちらがオリジナルのような
気がするのですが、
今日は若い女性の本なので、細かいことは
言わないことにしたいと思います。

#内容は全然悪くないですし、超お勧め出来る
#本だと思いますので。


という訳で、「捨断離」というかモノを捨てましょう。
がメッセージの本ですが、
内容も面白く、部屋を整理したい方にはお勧めの本です。

ちなみに、私が本書を読んで実践しているのは、
靴下のしまい方で、左右重ねて口のゴムで
裏返してまとめていたのですが、
ゴムが伸びるのでダメなのだそうです。汗)




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