菊間ひろみ著「英語を学ぶのは40歳からがいい」を読んで、英語にも正しい勉強法があると感じました。

本日ご紹介するのは、菊間ひろみさん著の

「英語を学ぶのは40歳からがいい」です。

こんな本を買うのは、

 40代で英語が苦手な人。
 英語教師など英語のスペシャリスト。

のどちらかと思いますが、
もちろん私は前者です。(涙)

一応中学から大学の教養課程まで、
8年間も英語の授業がありました。

さらに大学の専門課程に入ると、
英文の専門書を読む事になるのですが、

都合10年英語を勉強していても、
結局英語は身に付きませんでした。


さて、私と似たような人でも、
英語の上達は社会人になってからの
ほうが早いと云います。

例え時間は無くても、
書籍やスクール代などお金の都合は付きますし、

楽天ユニクロで無くても、
英語を仕事で使う人も多いでしょう。
それにTOEICの点数が昇格の基準となって
いる企業も沢山あります。

10年位前に、
この先、英語が使えなければ、
ビジネスの世界では生き残れない。
・・と、大前研一さんの本を読んで焦ったり、

突然カルロス・ゴーンさんがやってきて、
日産の社内で英語が使われるようになった
様子をテレビで見て、もしも自分だったら、
日産では生きていけなかったなぁ〜。
・・と思ったものです。


しかし、私のように国内で、
日本人どうしで仕事をしていれば、
英語は全く必要ありません。

同じように、社会人になってからも、
英語は全く使わない。必要ない。
という人も世の中には多いと思います。

想像するに、
英語を使う人と、
使わない人の二極化が
進んでいるように思います。

そして40代にもなると、
今から英語を勉強しても仕方ないといった、
半分諦めの気持ちになる訳です。


さて、「英語を学ぶのは40歳からがいい」
の著者である菊間ひろみさんは、

普段は、TOEICの教材を作成するなどの
英語に関わる仕事をしています。

つまり、英語教育のプロ中のプロです。

そんな著者が、あえて

”40代からが良い。”

と題する本を出しています。

そのような考える理由として、
著者自ら現場で英語指導にあたった
経験をベースにしています。

英語はあくまで言語であり、
コミュニケーションのツールである。

なにか伝えたいことがないと、
コミュニケーションは成り立たない。

年齢を重ねた40代位ならば、
社会経験や知識も豊富だし、

この年代が、あえて英語を学ぶのは、
明確な目標や意志、想いがある。

そんな意思や気持ちがあれば、
たとえ記憶力が多少衰えたとしても、
十分補うことができる。

そういった事が述べられております。
専門家が言うのだから心強く感じます。


本書では、英語の勉強の仕方、

例えば声に出して読むのがよい。など、
声に出すことの重要性を特に説いていたり、

TOEICの教材を作る立場であるにも関わらず、
点数を上げようという目的以外の人は、
TOEICの問題集で勉強しない方が良いと
指摘しています。

理由は”内容がつまらないから。”
ということで驚くのですが、
つまりこれが本書の持つ説得力の源なのです。


英語を学ぶ系の本はたまに読むのですが、
その都度思うのは、

これを中学1年生の時、教えて欲しかった。
ということです。

本書は、薄い新書本ですが、
この本を中学時代の1年位かけて、
繰り返し勉強すれば、得意ではないにせよ、
十分英語を使える人に成ったのではないかと感じます。

決しておもしろおかしい本ではありませんが、
40代の皆さんで、英語に興味がある方は、
是非本書を購入して英語の勉強を始めてみましょう。





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