井上 裕之著「後悔しない人生を送るたった1つの方法」をよみ、時にはジャンプすることも必要と感じました。

本日ご紹介するのは、井上 裕之さん著

「後悔しない人生を送るたった1つの方法」

です。

本書の表紙は、
赤い水泳パンツをはいた少年が、
海辺の岩場から、飛び込む瞬間を撮影した写真です。

海に飛び込む、
恐怖と葛藤から、
タイミングを見極め、
心を決めてジャンプする。

そして、そのあとは流れに身を任せる訳です。

私も子供の頃は、
仮面ライダーや戦隊ヒーロー物などをみて
育っておりますので、
よくいろんな所からジャンプしていました。

一番低いところは居間のちゃぶ台で、
高いところは近所の崖ですが、
大きな怪我はせずに、
ジャンプしたい年頃を終えました。

表紙の写真をみて、
子供の頃を思い出したのですが、

本書のタイトルや内容と良く合っている
と思い紹介しました。

そして、
本書のタイトルにもなっている、
後悔しない人生を送る方法とは、
この表紙の少年の行動の事だと思いました。

人は何時の頃からか、安全を考えるようになり、
「ジャンプ」しない人生を歩き出すわけですが、

時にはリスクを背負い「ジャンプ」してみる事が、
「後悔しない人生を送るたった1つの方法」
ではないかと、写真をみて思ったのです。


著者である井上さんは、
人生で後悔しないためには、
自分らしい人生を送ることが大切。
と考えています。

その一つの方法として、
諦めてしまった「夢」を再び追いかけることを
薦めています。

現在歯科医をしている井上さんの子供の頃の
夢はパイロットになることだったそうです。

夢と現実がかけ離れているかも知れませんが、
ポイントは、何故そのような夢をみたか?
ということです。

もしかしたら、パイロットの制服がカッコ良かった
からかも知れませんし、
飛行機がカッコ良かったからかもしれません。

自分の心の声を、
素直にそして正確に追いかければ、
もっと別の素晴らしい夢を見ることができるかも
しれません。

本書では夢を追いかけることを、
夏休みの宿題に例えています。

子供の頃は8月31日が宿題の締め切りでしたが、
大人の宿題には締め切りがありません。
その代わり、締め切りを、誰もせかしてくれないのです。

子供時代に宿題をしなければ、
心にモヤモヤが残り、何か楽しくありませんが、
それは大人も同じ事です。

いつしか、後悔となり心に影をのこします。

そして、誰も貴方に後悔のある人生を送って
欲しいとは考えていません。

本書では様々な成功法則が記されていますが、
私は一番大切な点は、この部分かな。と感じました。


著者の井上さんは、過去に数回ご紹介しています。
特に、奥様が交通事故で大けがをされてから
元気になる様子が、

「自分で奇跡を起こす方法」
http://d.hatena.ne.jp/h6takahashi/20110906/

で紹介されています。

この本がベストセラーとなり、
現在の井上さんが有ると思うのですが、
井上さんの考えのベースにあるものは、
自分の望むが出来ると信じ、確信すること。
と思います。

本書は、沢山の自己啓発本/成功本を読んで
いらっしゃる方には、基本的な話も多く
ちょっと物足りないかも知れません。

以前の著書のような、強いメッセージ性というよりも、
後悔しない人生の過ごし方について、淡々と書かれている
印象を持ちました。

あまりこの手の本は読まない。という方や、
後悔しない人生について勉強されている方向けの
一冊だと感じました。




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