ジェームス・スキナー著「愛の億万長者」は男女の機敏が知りたい人は必読の書と感じました。

ジェームス・スキナーさんの本を、
一通り読んでみたいと思いました。

アマゾンで物色し、
このタイトルは何だ?・・と思いつつ、
ちょっと、恐る恐る購入しました。

その本とは、

「愛の億万長者 男と女と人生・・・」

です。

ジェームス・スキナーさん(以下ジェームスさん)は、
セミナー講師として有名な方ということは知っていますが、
詳しくは存じません。

ビジネス系、自己啓発系のイメージがありますが、
男女の機敏に関して、どこまで語るのか。
半信半疑で読み始めました。

恋愛に絡めたお金儲けの本だったら、
少しイヤだなぁ。と思いましたが、
そのような本では無く、

内容はタイトル通り、
男女の機敏を語った内容でした。


本の冒頭に書かれているのは、

==
「愛の億万長者」は、
あなたの人生の中で読む最も大切な本のひとつになるだろう。
なぜなら、それは最も大切な事項について書かれているからです。
==

とあります。

最も大切な本のひとつ。
・・とは、もの凄い自信かと感じましたが、
続けて

==
男女の親密な関係は、人生における幸せの決め手であり、
社会の基盤であり、また充実した生活の鍵を握っている
ことはいうまでもありません。
==
と続きます。


確かに、ジェームスさんが云うとおり、
私自身の人生を振り返ってみても、
恋愛感情に勝る幸せな時間というのは、
本当にわずかしか思い浮かびません。

即ち、
恋愛(感情)は人生でもっとも大切な
ことの一つです。


本書は自己愛に始まり、
男女の恋愛から、社会愛といったように
広がって行きます。

最も気になる、男女の恋愛に関しては、
男女の考え方や行動の違いを事細かに解説しており、

恋愛本というジャンルで考えると、
コレ一冊あればOKという位良い内容と感じました。


愛は求めるものでは無く、与え続けるもの。

というメッセージを本書全体から感じます。


(お金持ちという意味での)億万長者は、
様々な物を分け与えようとする気持ちがありますが、
愛の億万長者も同じです。

愛は、育ちや富の大小にかかわらず、
心の持ちようで、
いくらでも持つとこができ、
そして分け与えることができ、
そういった状態が、
ジェームスさんのいう「愛の億万長者」です。

たとえ愛でも、求める。という考え方は、
泥棒や貧乏人と同じ発想なのです。


本書で心に残った一節をご紹介すると、

・男は空っぽになりたい生き物である。
 ストレスを感じるのは、仕事が多いからではなく、
 やり残した仕事があるからです。
 (デル・カーネギー

・男性は考え、女性は感じる。
 男性は死後の世界を考えることが出来るが、
 五感を重んじる女性には死語の世界は感じられない。
 宗教を作ったのは、殆どが男性だ。

・バラのプレゼントも、旅行も、ゴミ出しも、
 女性にとっては、どれも等しく1点である。

・女性は海に例えられ、時には波が立つ。
 男は平然としていればよい。

・「スゴい」、「ステキ」、「格好いい」、
 「お殿様」・・・男は単純だ。

・・・etc.


これらの知識は、
恋愛に興味がある年頃の男女にとっては、
必須事項でしょうし、

親子や夫婦間、またビジネスの現場でも
活用できると思います。

様々な事が書かれているのですが、

やはり、
「男は与える生き物」で、
「女は受け取る生き物」であることが、

男女の基本であることがわかります。

男女問題が生じるのは、
女性が受け取る気持ちを拒絶するときや、
男が与える事に手を抜いたときです。

そういった意味では、
本当に「愛の億万長者」を目指すべきは、
男の方だと感じました。

最近読んだ、恋愛関連本の中では、
先日ご紹介した森川友義さん著

「なぜ、そのひとに惹かれてしまうのか?」
[ http://hatena.gwbg.ws/bbe]

と双璧をなす良書と感じました。

とにかく学ぶところが多い内容と思います。
ジェームスさんとても良い本を有り難うございました。



追伸)
個人的に最も心に残ったのは、
30年間夫婦問題をカウンセリングしている
精神科医の先生の言葉です。

「30年間問題を抱えている夫婦を看てきて、
次の結論に達しました。
幸せになろうとして、結婚するな!」

そして、
先生は続けて次のようにいったそうです。

「貴方は結婚したからといって
急に幸せになることはあるまい。
まず幸せになりなさい。
そしてもう1人幸せな人をみつけなさい。

で、その人と幸せに暮らしなさい。

結婚したからといって急に幸せになることもなければ、
結婚したからといって急に不幸になることも無いはずです。」

ジェームスさんが若かりし頃
聴いた話なのだそうです。
会場には、ジェームスさんと同じ、
数百人の若者がいたそうです。。。



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