美月あきこ著「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 コミュニケーション編」を読みました。

本日は、美月あきこさん著の

「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣
　コミュニケーション編」

をご紹介します。

我々男性が女性に劣るのは、
間違い無くコミュニケーション能力です。

会社に入れば「報連相」といわれ、
二言目にはコミュニケーションが足りない
とお説教されます。

毎年毎年、新人を眺めておりますと、
最初はキラキラ輝いていますが、
いつしか、何処にいるの分からない没個性的
な人になっていきますが、
それを成長と呼んだりします。

そのようになる一つの理由は、
その会社の「報連相」や「コミュニケーション」
という「方言」を覚えたからだと思います。

仕事が上手くいくためには、
何かしらのスキルや能力よりも、
コミュニケーションが大事といいます。

コミュニケーションが足りない。

そのようにお説教をする人も、
必ずしもコミュニケーション上手な訳でなく、
組織固有の「方言」を覚えたに過ぎません。

ホントか？・・と思ったら、
試しに、会社以外の人と話してみると良いのですが、
会話が続かずに本当に困る物です。

そうして考えてみると、
会社という組織で成果を上げ易いのは、
コミュニケーションが得意な女性のほうかも知れません。

そして、男性が本当に成果を上げるのは、
数名で狩り（合コンとか？営業とか）
をするときだけかも知れません。

さて、前置きが長くなりましたが、
本の内容をご紹介します。

本書は有名になった、

「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」

の2冊目で、
「コミュニケーション編」とあることからも
わかるとおり、ファーストクラスに乗る人の、
コミュニケーションの特徴を示した内容の本です。

ちなみに私は
「コミュニケーション編」であることを、
全く気づかずに、半分ぐらい読んでしましましたが、
それでも、結構満足しています。

本書では、ファーストクラスに乗る人、
つまり大手企業の社長や重役、起業家、お金持ち・・
などの、いわゆる成功者のコミュニケーション法を
解説した内容です。

言うまでもなく、
成金のひとは入っていないと思います。笑）

本書を一言で要約すると、
（ファーストクラスにのるような）
成功者はコミュニケーションが巧いと云うことで、

・反対意見があったとしても、話は最後まで聞く。
・（CAさんを）名前で相手を呼ぶ。
・素直に質問できる。
・感謝の言葉を忘れない。

などが、違うなぁ〜。と感じさせる、
ファーストクラスに乗る人のコミュニケーション法です。

たとえば「こんにちは」と挨拶されても、
偉い人から言われると嬉しいといった心理があるので、

うがった見方をすると、ホントか？
と感じられると思います。

また、ファーストクラスだけでなく、
CAさんや、著者の美月さん本人の話も多々あります。

しかし、本書に紹介されるコミュニケーション法は、

女性であり、コミュニケーションのプロ中のプロ
である、ファーストクラス担当CAさんを関心
させる行動でもあるため、
一考せざるを得ないと思います。

そして、本書が一番伝いたいポイントは、
帯にも書かれていますが、

成功者は、［話す］［聞く］だけで
ファンを増やす
”人たらし”なんです。

を心がけることではないかと感じます。

自然に、感じ良いコミュニケーションが取れれば
言うことはありませんが、

最初は、多少の下心があっても、
感じ良いコミュニケーションが取れるように
努力したほうが良いと感じました。

本書を読むに当たっては、
「ファーストクラス・・・」という色は考えずに
読んでも良いと思いました。

コミュニケーションの基礎を勉強にしたい方に
お勧めの一冊と思います。

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