本田直之著「面倒くさがりやのあなたかうまくいく55の法則」には面倒になる前の工夫の大切さが示されます。

世の中というのは、
ほんとうに面倒な事ばかりです。

掃除や洗濯、
お買い物などの家事はもちろん、

会社に行けば、
面倒な仕事ばかり持ち込まれます。

疲れて家に帰れば、
本を読むのは面倒ですし、
ブログを書くのはさらに面倒です。汗)

そして究極は、
お風呂など、気持ちの良いものでさえ、
面倒に思えることもあります。

とにかく、
グーたらに過ごすのが大好きで、
面倒くさがりな私なのですが、

お風呂の例で考えてみると、

同じ事をしても気分によって面倒に思えたり、
楽しく思えたりすることがあるようです。

もっと考をめぐらせてみると、
最も「面倒くさい度」がピークに達するのは、
仕事が忙しくて、疲れているとき。

そんな気がしてきました。


・・と云うことは、

疲れないように仕事をセーブすることで、
「面倒くさい度」はずいぶん低下するの
かもしれません。

もっと仕事をサボれ。ってことですかね? 笑)


という訳で、
本日は本田直之さん著の

「面倒くさがりやのあなたかうまくいく55の法則」

をご紹介します。

本書は、
私のような面倒くさがり人が
いったいどうすれば、面倒を乗り越え、
行動できるのかを示した内容です。

本書で最も大切と思うことは、
一番最初に書いてあります。

それは、
 
面倒くさいを放置すると、
さらに輪をかけて面倒になるということです。

即ち物事が悪化するということです。

そういえば、
今週買った「FLYDAY 11/16号」で、
某iPS細胞で世を騒がせた方の記事が載っています。

カラオケで熱唱する写真の次のページには、
自宅の様子が写っています。

地震の後かゴミ箱の中かと言うぐらい、
雑誌や本で部屋中が散乱しています。

(この方も独身と思いますが、)

人生の方向をほんの少し間違えると、
このようになってしまうのかと思うと、
同じ40代男性として、他人毎とは思えません。

iPSお騒がせの彼も、
きっと、
掃除が面倒くさかったのでしょう。


こんな例を出すまでもなく、

特に一人暮らしが長くなると、
「面倒」の罠にはまってしまいます。

私が自ら実践していることは、
例えば、毎週末の部屋の掃除です。

天気予報を確認して、
土日のどちらかに掃除洗濯を行います。

掃除の仕方や同時に行う順番は
毎回ほとんど決まっていて、
作業のルーティーン化をしてます。

また会社でも同じように
時間割を意識して働いています。

最初、仕事の時間割を決めるのはちょっとなぁ。
・・と思ったのですが、

毎日同じ時刻に同じ事をするというのは、
思った以上に効力があります。


本書にも書かれていますが、
面倒臭いことをするのに、
考えたらいけません。

得てして、
出来ない理由や
しなくても良い理由ばかり出てきます。

ですから、
最初に行動をしてしまえば、
あとは自然出てきた、
やる気に任せることができます。


本書を読んで私が一番感心した点は、
「法則19」 根拠を探す

という章で、
著者の本田直之さんが重要視しているのは、

 1,脳科学
 2,スポーツ
 3,投資
 4,経営

なのだそうです。

最近の、脳科学や心理学はめざましい物があり、
面倒くさいを初めとする人間の行動を
分析・改善するのに役立ちます。

スポーツ、投資、経営は、
常に激しい競争にもまれています。

そして、
これらを上手くコントロールするには、
マネジメントと言う概念が大切です。

これらの4つは、激しい競争を通じて、
マネジメントの精度がどんどん向上しています。

例えば、少し前の組織論や戦略を学ぶのに、
歴史から学んでいましたが、
現代の人は、MBAドラッカーの本にかれる
マネジメントから学ぶといった具合です。

本書では、

・変えられない物に固執しない。
・議論しない。
二度寝しない。
・パソコンを頻繁に買い換える。
・家計簿をつける。
・英語を覚える。

・・・など、
ちょっと面倒くさいに無理があるような
内容もありますが、

成功本/自己啓発本と考えれば、
内容はバランス良く書かれています。

簡単に読み切れる本ですが、
示唆に富んでいると感じた今日の一冊でした。



追伸)
ちなみ法則16は「がんばらない」です。

ただし、仕事を「がんばらない」のではなく、
人生は長期戦なので、上手いピッチャーのように
毎回全力で投球してはいけないのです。

「がんばらない」のではなく、
適度なペース配分が大切ということです。



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