マーシー・シャイモフ著/茂木健一郎訳「確実に自分を変えていく法」を読みました。

連休が始まりますが、
残念な事に天気が怪しいので、
私は読書とブログと、
残る時間は部屋の掃除をしたいと思っています。

特に今回は整理(捨てる)を行ってみます。

そろそろ年末ということもありますが、
物を捨てることで、
新しい縁が入ってくるともいいます。

なにかしら、
変わるきっかけになれば良いと思います。


・・と云うわけで本日は
マーシー・シャイモフさん著/茂木健一郎さん訳の

「確実に自分を変えていく法」

をご紹介します。

帯に茂木健一郎さんの写真が出ていたので、
てっきり茂木さんの著書かと思ったのですが、

↑80万部のベストセラーの
「「脳にいいこと」だけをやりなさい! 」
につづく訳本のようでした。

本書は科学的な話から、
ヒーリングエクササイズ的な話まで、
様々な内容が書かれており、

脳科学というよりも、
スピリチュアル系な内容の本でした。


本書を通して読んで見て、
メインメッセージと感じるのは、

 脳(心)を愛(情)で満たすこと。

の大切さです。

例えば、
恋愛や結婚の場面で、女性は自分の何処が好きか
相手の男性に聞くことがあります。

本書で紹介される事例は、
ひたすら「ただ君が好きだから」
と言い続け結婚後30年を経て、
ついに相手の女性がなんとなく納得した話です。

著者のマーシーさんによれば、

彼女の”何々”が好き。ということの裏返しは、
”何々”が無くなってしまったら、
嫌いになってしまう事だといいます。

例えば、髪が綺麗とか知性があるとか、、、
何々にあたる事は沢山考えられます。

しかし、多くのことは歳を取る毎に
無くなってしまうのです。

何々が無くなったら、その人を嫌いに
なってしまうのでしょうか?


本書の所々に挿入される、
話は印象深く、

病気を患い余命幾ばくもない状況から、
心を入れ替えることで奇跡的に病気が直った話や、

歌手として成功するもガンになり、
抗がん剤により、髪が抜けた姿でグラミー賞
熱唱した話からは、

自分を愛することや心の持ち方の大切さを
教えてくれます。

また、何十年にわたって、
交差点で笑顔と挨拶を振りまき、
銅像まで建ってしまったおじさんの話からは、

無償の愛情は自分を元気にするための
一番効果のある薬となることを教えてくれます。


本書に紹介される事例のように、
恋愛に限らずもっと大きな視点で
人を愛することができれば、

様々な人間関係の問題から解消され、
ストレスも無く成ります。
そして、健康な体と幸せな気持ちで
人生を送ることができるという訳です。


私が本書を読んで最も興味深かったのは、
(本題からは少しずれますが、)
チベットの僧が瞑想する様子を捉えようと、
頭に電極をつけて実験しようとしたら、
心はココ(心臓の近く)にあると言って
笑われた話です。

さすがにチベットの僧の考えることは
古いな。
・・・と読みながら思ったのですが、

最近の調査によれば、

脳から心臓に送られる情報よりも
心臓から脳に送られる情報のほうが多く、

気持ちを(脳で)感じるよりも先に、
心臓が反応してしまうことが分かりました。

即ち著者は、

心は心臓にある。と云い、

つまり、
チベットの僧の言うことが正しかった
という訳です。

心臓の鼓動は1メートル離れても
キャッチすることができるといい、
寄り添って錬るカップルの鼓動は一致
するそうです。

慣れないデートで二人でドキドキする
ことがありますが、それはどちらかの
鼓動と連動している訳です。

どうやら人は、近くの人の鼓動を
キャッチすることができ、
知らず知らずのうちに相手の感情など
の情報を脳にインプットしています。

ですから、
イヤなことを考えれば口に出さずとも、
近くの相手に伝わり、
それらはどんどん響き合うのです。
すこし怖い話です。


本書を読んで今まで心は脳にあるという、
常識が180度ひっくり返りました。

心臓の話は中心となるテーマでは無いと
思いますが、
ある意味凄い情報を得たと思いました。



 
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