松山太河編「最高の報酬」を読んで、偉人達の言葉をじっくり味わいましょう。

仕事の報酬は仕事

そんな事を聞いたことが無いでしょうか?


サラリーマンは、
上司は部下の仕事の出来具合を見て、
次の仕事を割り振ります。

部下が頑張って成果を出すと、
次回はもっとレベルの高い(もしくは魅力的)
な仕事が割り振られます。

部下は嬉しいので更に仕事に精を出します。

これは、サラリーマンに限らず、
芸術家や起業家など自営業の方など、
殆どの仕事に言えることではないかと
思います。

仕事の報酬は仕事

などと云われますが、

良い成果を上げることで、
もっと良い仕事がやってくる。

この循環が上手く機能して
仕事のキャリアが良い方向に動けば
いうこと無しです。



という訳で本日は、松山太河さん編著

「最高の報酬」

をご紹介します。


私はサラリーマンをしていますが、
仕事の報酬は何かと聞かれれば、
迷わず「お給料」と答えます。

定期的に給料を得て、安定的に生活する

働く理由はほかに考えられません。

出来れば、欧米のエリート達のように
アーリーリタイアしたいのですが、
そうは問屋がおろしません。

こんな事を書くと、
なんだか後ろ向きな印象を与えますし、
今時どんな大企業に入っても、安定など無い。
とか云う人もいます。

確かにその通りだと思いますが、
私の場合、定期収入を重視する生活は、
学生時代のアルバイトから初めてから、
もう20年以上も続けています。

安定的な収入源がないと、
一人地方から都会に出てきた物にとって
野た死んでしまいます。

私に限らず、様々な理由で安定した
収入を得る生活を送るのは、
ある意味必然だと思います。

しかし、世の中には、
そんな安定的な生活を手放し、
極貧生活を始める強者もおります。

例えば、
相田みつをさんなどがそうですが、
相田さんの著書には、途方にくれたという位、
貧しかった暮らしが記されていました。

当時の相田さんにとって大切な事は、
家族を養うために収入を得ることでした。

書家という自営業である相田さんにとっては、
次の仕事を得るということが、
収入を得る事に繋がります。

相田さんにとっての最高の報酬は、
次の仕事を得られたときの、気持ちの高揚感
だったに違い有りません。

一般のサラリーマンは、
ここまで追い込まれないと思うのですが、

頑張って仕事をした甲斐あって、

やりたかった仕事を回してもらった。
大きなプロジェクトに選ばれた。

・・・給料のためと云いながら仕事をしていても、
次に得られた仕事によって、やりがいや
気分の高揚が得られるのは、
相田みつをさんと同じです。


本書は、「最高の報酬ってなんだろう?」
といったタイトルに引かれ、

「最高の報酬」について解説された、
成功本だと思って購入したわけです。

本を開けてびっくりしたのは、
歴史上の偉人達の言葉(センテンス)が
並んでいるだけの本でした。

こういった本には、解説が付いていることも
多い訳ですが、本書には解説もありません。

ちょっと、なんだかなぁ〜。
と思って暫く積読本となっていました。

しかし読み始めてみると、
解説の代わりに印象的なモノクロ写真が
時々挟まれているためか、

妙に心を動かされる印象を持ちました。
ひとこと、ひとことかみしめながらも、
一気に読み終えてしまいました。


色々な人の言葉が散っているのですが、
(数えたわけではありませんが)
西郷隆盛の言葉が幾つか登場しているのが、
心に残りました。
相田みつをさんの言葉はありません。

歴史上の偉人達の言葉は、
成功本/自己啓発本やメルマガなどで
日々目にしているので、

本書の中の言葉も、聞いたことがある言葉も
含まれています。

この種の本は、他にも幾つか出版されている
と思いますが、紹介される言葉を一通り読んで見て、
このセレクトは、良いんじゃないかと思いました。

本書は、2001年出版と割と古い本ですが、
現在も廃盤となっておらず、アマゾンを見ると、
新品が購入できるようです。
(いまだに売れているのだと思います。)

言葉だけの本ですが、印象に残ったので、
ブログでご紹介したいと思った今日の一冊です。



 
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