福島正伸著「キミが働く理由」を読むと、仕事は職種よりも、本人の心がけが大切。ということが理解できます。

先日私がサラリーマンとして働く理由は、
「安定したお給料」とブログで書きました。

でも、本当は、
起業して自営業として生きてみたいのですが、

なにをやったら良いのか分かりませんし、
これといった取り柄もありません。

そんな具合で
自営業として生活できるイメージが沸かないのです。


ある日突然会社を辞め、

まったく違う事をして生きている
人も見かけるのですが、
(なんとなく、女性に多いような・・)

本当に凄い人(達)だ。・・と尊敬します。

そういった人は、
割と簡単に仕事を辞め、

学校に入ったり、
バイトや派遣生活をしたり、
・・
いろんな事をして、
一つステップアップして
次の仕事を得ています。

これが本当のキャリアアップでないかと思います。


若いときなどは、ちょっとイヤな事があると、

「明日こそは会社を辞めてやろう!」

・・等と思い、いったん職場を離れると、
仕事の事など、考えもしなかったのですが、

今では会社を辞めようという気持ちも、
殆ど起きなくなり逆に、

「明日は何をしようか?」

などと仕事のことを考えていたりします。

そして、
もしかしたら今の仕事が天職かも
・・などと、ふと思うこともあり、

そんなときは、我ながら微妙な気分です。


・・という訳で、本日は福島正伸さん著の

「キミが働く理由」

をご紹介します。

数日前に、同じく福島正伸さんの

「1日1分 元気になる法則」をご紹介しました。

この本に本書が紹介されており、
読んで見たくなったので、
直ぐにネットで取りよせて読んで見ました。

そして感じた事は、
こちらのほうが面白いという事でした。

本書を読んで思い出したのですが、
何年か前にも福島正伸さんの本を読んだことがあり、
きっと「仕事が楽しくなる3つの物語」と思うのですが、

↑この本です。

本書でも少し、話が紹介されています。

特に仕事を引退する際に、
沢山の人が花束やお土産を持って別れを惜しんだ
駐車場の管理人さんの話が印象的です。

普通、駐車場の管理人さんをしても、
常連のお客さんに顔ぐらい覚えてもらっても、
それ以上の関係には成らないと思います。

管理人さんが勤務する最終日には、
管理人室は花とお土産と、
管理人さんと一緒に写真を撮ろうとする人で
いっぱいだったそうです。

本当にこんな事ってあるの?

と少し勘ぐりたい気持ちもありますが、
それはこの話の本質ではありません。

仕事をするということは、
どんな仕事でも、関係する人がいて、
そしてその人達を感動させることができる。

結局人の幸せは、
人との良好な関係の中でしか存在しない。
などと云われますが、

駐車場の管理人さんの仕事の例は、
そういったことを示しています。

そして、
夢もなにも無かった時代の福島正伸さんは、
この時の様子を見て、
はじめて駐車場の管理に人さんになることが
自分の夢となったそうです。


夢と云えば、
小学校などに行って講演をして子供に夢を聞くと、

「駅前でティッシュを配っている人」

みたいな変な答えが返ってくることがある
そうです。

大人の感覚からすると、
たいへんな仕事にしか思えないのですが、

後で先生に聞いてみると、

子供は、笑顔で仕事をしている大人をみると、
その仕事が自分の夢になる。

というのです。

この話を聴いた福島正伸さんは、
小学生からどんな仕事も笑顔ですれば夢になる。
という事に気付かされました。


福島正伸さんは、
大学を卒業後就職をするも、
一月で止めてしまいます。

その後はアルバイトの家庭教師をしながら、
起業するのですが、最初は全く上手く行きません。
それからは、起業家を初めとする
沢山の人達に会い教えを請います。

沢山の人達と会う中で「失敗した」というと、

「そんなに沢山失敗ばかりしていたら、
人生が楽しくなるだろう」

と返されたことがあるそうです。
その人に言わせれば、失敗したら原因を探ることで、
ノウハウが得られる。
これを繰り返すことで、次には成功する率が上がる。

失敗を繰り返し、そこから学ぶことで、
いずれ誰も出来ないようなことが出来るようになります。

だから、楽しいだろう。ワクワクするだろう。
・・ということなのです。

福島正伸さんの人生は、そうやって変っていき、
現在の成功があります。


大学の雑誌に、社会で活躍するOBとして、
取り上げられた際に、

就職の時は、

「キミは間違っている、企業に入れ
と就職課の人からさんざん云われたのに、
10年経つと、サラリーマンは紹介しない。

サラリーマンでも大活躍をして世界を変える
位のことをしている人は沢山いるのに」

と大学の編集担当の人に言ったら、
その人はもういません。

・・・と答えが返って来たそうです。

世の中の価値観はどんどん変わっていくので、
価値観は自分の中に持たねばならない。
という話です。

本当は今も昔も、
松下幸之助さんのような方が尊敬されるという
価値観は変わっていないのでは?
とも思いますが、

福島正伸さんが言わんとすることは、
周りの雑音に人生を左右される必要は無い。
という事だと思います。


本書は紹介したように、仕事をめぐる
色々なテーマが書かれております。

他にも障害を持った子供の話など、
面白い話、心に残る話が多かったように思います。

簡単に読み切れますので、
仕事に思い悩む方は、是非手にとってみてください。

※文庫版もあるようですので、ご購入の歳はご注意くださいね。


 
★★★ ツィッターやってます! ★★★

   https://twitter.com/h6takahashi