中谷彰宏著「男を口説ける男が、女にモテる。」は、同性愛の本ではなく、カッコ良い男を目指す本です。

個人的な話しで恐縮ですが、

「女を口説く」

・・なんてことを
した記憶がありません。

でも、
若い頃、
居酒屋で酔っぱらい、
女性にからんだことは、
記憶にあります。汗)

もちろんこれは、
「女を口説く」に入りません。

私のイメージでは、

都会の洒落たバーで、
スーツを着た男が女とカウンターに並び、
カクテルなんか飲み、
洒落た話しをしつつ、

今晩どう?

そんな感じです。

どちらかというと、
若者と云うよりも、
カッコ良い中年の俳優さんの
イメージなのですが、

そろそろ私もいい歳なので、
このように、女性を口説ける、

カッコ良い系のおじさんを
目指したい物だなぁ〜。

・・と感じる今日この頃です。


という訳で本日は、中谷彰宏さん著

「男を口説ける男が、女にモテる。」

をご紹介します。

中谷彰宏さんの場合、
口説くのは女性ではなくて、
男ということなのですが、

これは恋愛の話しではありません。

ビジネスをしていれば、
口説きたいのは圧倒的に
(仕事のできる)男であり、

どうにかして良い人材を
自分のプロジェクトに
引っ張ってこようと懸命になります。

人材の優劣が、
プロジェクトの成功に与える影響は
とても大きいのです。

ですから、
よいプロジェクトマネージャーほど、
良い人材を口説いて回るのが得意です。

つまり、
仕事の出来る男は、
男を口説くのが得意ということなのです。


本書は必ずしもビジネスの話し
ばかりではありませんが、

女性からモテるにしても、
同性(男同士)に人気がある人が
モテるわけです。

本書では、
 志の高さや、
 仕事への取り組み方、
 読書の大切さ、
 周りへの気配り
 ・・・etc.

どちらかというと、
良い男になるにはどうすれば良いのか。

そういった辺りを中谷彰宏さん流に
まとめた一冊のように感じます。


私が本書を読んで気付いたのは、
至る処に登場する「カッコ良い」という
言葉です。

 カッコ良い仕事
 カッコ良く歳を取る
 カッコ良い表情
 カッコ良い美意識
 カッコ良いお年よりに好かれる
 カッコ良い時間のつかいかた
 ・・・etc.

このように沢山の
「カッコ良い」が登場します。


自意識過剰とか、
ナルシストとは違います。

日本語の「カッコ良い」なのです。

これは日本男子として目指す一つの
姿勢だと思います。


本のタイトルを読むと、
同性愛本か?とか思う訳ですが、
想像と大きく違い、

多くの男性に読んでもらいたい
良本だと思った今日の一冊です。

※廃盤になっているようで残念ですが。


追伸)
個人的に最も痛かったのは、

回り道をして送って行くときに、
「出会い」は「つき合い」にかわる

という章です。

最短距離や効率化だけでは出会いは
出会いのままです。

出会いは沢山ありますが、
それをつき合いに発展させていくことが大切です。

もっと早く読みたかった、今日の一冊です。涙)



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