能町光香著「一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男」を読みました。

昨日、
部下が隣の部署のリーダーに
延々と説明している様子をみて、

「信用があれば、説明は一言で済む」

・・のような会話をしました。

このように、
社会に出て仕事をしていますと、
信用や信頼はとても大切です。

よく使われる単語ですが、
念のため。言葉の意味を確認したところ、

<信用>
 ・確かなものと信じて受け入れること。
 ・それまでの行為・業績などから、
  信頼できると判断すること。

<信頼>
 ・信じて頼りにすること。
 ・頼りになると信じること。


※上記は、http://kotobank.jpより引用

とのことで、

どちらも似たような意味かと思ったら、
微妙に違いました。

信用とは人を判断することで、
信頼とは、人に頼ることなのです。

三者機関が信用を評価する。
といい、

あの人とは信頼関係があるから。
といいます。

いずれにせよ、
信用・信頼される人物を目指したいと感じます。


という訳で本日は、能町光香さん著

「一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男」

をご紹介します。


能町光香さんのベストセラー
「誰からも「気がきく」と言われる45の習慣」

↑アマゾンにリンクします。

を最近読みまして、
内容が良かったものですから、
再度、能町光香さんの著書を購入しました。

本書は紺色のカバーに、
金文字の「信頼される男、されない男」
が目立ちます。

なかなかセンスの良いカバーだなぁ〜。
と思って中を見ると、
中は文字がちょっと淡泊な感じでした。


著者の能町光香さんは、
外資系企業のエクゼクティブ秘書を10年間して、
そこで得られた知見を、”信頼される男”という
女性の視点でまとめたものが本書です。

本書を読んで、
私の勤める会社の秘書と違うと感じるのは、
秘書としての業務範囲の広さです。

能町光香さんの業務は、
秘書として使える上司(重役達)の
スケジュール管理や資料作成、
出張等のサポートだけでなく、

会議やイベントの企画を段取り、
出張に同行し、議事録を書き通訳もします。

他の会社の秘書の業務内容は、
ちょっと分かりませんが、

私の勤める会社で、
このレベルの秘書を連れて歩くのは社長だけです。

(もっともその秘書は男性ですが・・。)


いずれにせよ、
重役まで上り詰める人物を観察して
得られた知見がまとめられています。

特に外資系と言うことで、
任期2〜3年で海外から赴任してきます。

土地勘も無ければ、言葉も通じない土地で
成果を上げなくてはならないのですが、

その時にもっとも大切なのが、
誰を信用して、誰が信頼できるかなのです。


以下に本書を読んで心に残った点を
挙げてみます。

□部下の管理(マネジメント)

 ダメな上司はマネジメントではなく、
 コントロールしようとする。

マネジメントは部下を信用し裁量を与えた上で
管理することであり、
コントロールは、部下を信用していないので、
行動を制御しようとすることです。

言葉にしてみると、
どちらの上司が仕事をしやすいのか明確ですが、
部下をコントロールしようとしている上司が
多いのでは無いかと思います。


□歩き方が美しい
 
 会社で走ってはいけない。

会社で走ると、
走っている人に対してドタバタ感を感じて
しまいます。
つまり立派な人物に見えにくい訳ですが、
海外のエクゼクティブは自分がどのように
見えるのかを、

プレゼンの時だけでなく、
常に気配りしているようです。

スーツや時計などの外見ではなく、
こうした所作も気にする必要があると感じました。


他にも「信頼される男」になるための、
沢山の指摘があります。

もちろん他書と類似の内容も多いのですが、
先に書いた、一見淡泊に見える中身に反して、
適切だなぁ〜。と感じる項目が多いです。

上昇志向の男性ビジネスマンは、
ぜひご一読あれ。



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