本田健著「お金のIQ お金のEQ」には、10年経っても変わらない、お金持ちへの道が示されています。

昨日は本田健さんの訳本をご紹介しました。

私は本田健さんの本を何冊か読んでいますが、
その中で一貫して感じるのは、

好きな事をしながら小さいビジネスを興し、
「経済的自由」を得て「幸せ小金持ち」になろう。

というコンセプトです。

最初「幸せ小金持ち」という言葉を読んだとき、
大いに共感し、コレだと思いました。

しかし、
それから何年か経ったにも関わらず、
状況があまり変わっていない点が残念ですが、
(年月に応じて、多少貯金はたまった位か?)
今でも「幸せ小金持ち」を目指していることには
変わり有りません。

好きな事をして、働きたい時だけ働く。
好きな場所に住み、好きなところへ旅行に行く。
・・・
そのような「経済的自由」を得ることが
多くの人達の夢であり、目標の一つだと感じます。


という訳で本日は、本田健さん著

「お金のIQ お金のEQ」

をご紹介します。

本書は2002年に単行本として出版され、
2006年には文庫本化されました。

私は単行本が出た際に一度読み、
今回文庫本を買い直し再度読んでいます。

本書はこれから独立しようという、
若いカップル(健二と礼子)が、

お金の達人である、
まりちゃんパパ(通称パパ)から、
お金に関する様々な知識を得ていく。
という内容です。
著者の本田健さんの人柄がわかるような、
分かり易く、感じの良い文体です。

本田健さんは、
子供の頃から、税理士をする父親の近くで、
お金に相談に来る人達(主に中小企業の
経営者と思います)を見てきました。

そこでの出来事を書ける点が、
他の類似本と異なる特徴(強み)です。

10年ほど前に初めて読んだとき、
このゆうものなのか。と、
いちいち心を揺さぶられました。

この本で私は本田健さんから、
お金に関する様々な知識を得たわけです。

今回読み直してみても、
10年経っても変わらない、
お金持ちへの道が示されているように思いました。


以下は、
再度読んで心に残った3項目をご紹介します。

1.お金持ちは、チームプレー
  従業員や自営業者の人達は、
  個人の働きや努力で収入を得ようとしますが、
  投資家やビジネスオーナは、他人の力を
  利用して収入を得ます。

  一人でどうにかするという発想は、
  受験勉強の弊害ではないかと指摘していますが、
  サラリーマンで働くにしても、
  人を巻き込んでレバレッジをきかす働き方は、
  一考の価値があると感じます。


2.お金持ちは、手持ちの物を価値のある物へ交換し続ける。
  立派な家やブランド品など、買えば価値の下がる物
  にお金を使わないということです。

  こういった話しは、様々なお金本に書かれますが、
  ココでのポイントは、交換し続ける。
  の「続ける」の部分です。
  長い時間で効いてくるのです。


3.ビジネスで成功している人ほど投資で失敗する。
  この後で、90年代で最も投資効果が大きかったのは、
  郵便局の貯金という話しが出てきます。
 
  つまり、ビジネスで成功する人は投資でも、
  次々と成功するために積極的にトライするのですが、
  より高い成果を狙うほどリスクが大きく、
  一発でこれまでの資産が無くなる人も多いようです。

  そして、人生は短いので、ビジネスで成功しつつ、
  投資でも成功する。というのは難しい。
  どちらかに的を絞るべき。という指摘も心に響きます。


本書を最初に読んでから、10年ほど経ちます。
その間知識は増えましたが、
具体的に会社を辞めて独立するなど※
中々簡単にはいかない話しも多いのが実態です。

※当時と現在の社会環境や経済状況が違う点は注意が必要かも。

それでも、本書の最後に
救われる話しがありますので、
ご紹介します。

アメリカのある統計によると、
ある一人の1日の人間の行動は、
2万人に影響を与えるそうです。

1日に合う人数は知れていますので、
にわかに信じられませんが、

例えばこうゆうことです。

朝コンビニの店員さんに笑顔で挨拶をした。

→店員さんの気分が良くなって、
 他のお客さんにも、笑顔で声をかけた。
→他のお客さんは、店員さんの挨拶が
 嬉しかったので
・・・
このように良い気分がどんどん伝染する
範囲が調査では2万人ということなのです。

愛想が悪かった。

という逆のケースを想像してみると
最低なのですが、

つまり人は生きているだけで、
数多くの人達に影響を与えている
ということなのです。

昨日も、
できることから始めよう。
で締めましたが、
本日も同じような話しで締めたいと思います。

・・という訳で、
日本中を笑顔でいっぱいすべく、
コンビニに行ったら笑顔で挨拶をしましょう。
(きっとそれがお金持ちへの第一歩なのです。)



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