下元朗著「7000人のエグゼクティブに学んだ 30代からの男の磨き方」を読みました。

昨日、
福山雅治さんの映画をご紹介しました。

福山雅治さんと自分を比べると、
人として、生物として、、、

造りが、180度違うというか、
造りが、異次元に違うというか、
・・どんなに頑張っても追いつくことはありません。

若い頃は、
芸能人は芸能人、自分は自分。
元が違いすぎる。

・・などと開き直り、
なんの努力もせずダラダラした生活を過ごしました。

そして、
そんなカッコ良い福山さんでさえ、
一人で上京し、
地味な暮らしから、
努力を積み上げたことを知ると、

これではいけない。
・・と感じ、なにか頑張ってみようと、
いい歳をして、自分磨きとばかり、
つまり自己啓発の本を読みあさります。

80歳でエベレストに登った、
三浦雄一郎さんではありませんが、
結局、人間どんな歳からでもチャレンジできるし、
なにより諦めない不断の気持が大切なのです。

そうしないと、
福山さんとの差がどんどん開くだけでなく、
過去の自分とも差が開き、
劣化するだけの人生を送ることになるわけです。


・・という訳で本日は、下元朗さん著

 「7000人のエグゼクティブに学んだ
  30代からの男の磨き方」

をご紹介します。

本書を買うときは気付かなかったのですが、
著者の下元朗さんは、先日ご紹介した、

「結婚でビジネスの成功は9割決まる」

の著者の方でした。

その際もご紹介しましたが、
下元朗さんは大学卒業後、人材サービス会社を経て、
現在はお見合いサービスの会社を経営しています。

本書の内容は、前職の人材サービス会社時代に接した、
いわゆるエクゼクティブと呼ばれる、
上級サラリーマンの仕事や行動、考え方について、
下元朗さんの視点でまとめたものです。

私は本書を読むにあたり、
上級サラリーマン、つまり出世し財を成した男の行動が
マニュアル的に書かれるものと推測しました。

読んで見ると予想通りでした。
少し内容を紹介すると、

 ・余裕を持って出勤すること、
 ・どんな仕事でも意味を見いだすこと、
 ・クレームを大事にすること、
 
 ・安物買いでお金を失わないこと、
 ・貯金すること、
 ・自分に投資をすること、
 ・靴を磨くこと、
 
 ・まわりの空気を読みすぎないこと、
 ・女性を味方に付けること、
 ・・etc.

文字にすると他のビジネス本と
書かれていることは似ていますが、

本書が少し違うのは、
ヘッドハンター目線で書かれていることです。

一流のサラリーマンの条件は、
退職を会社に伝えたとき、

 「止めないで欲しい」

と熱心に留保されることです。

私もそういった男を目指す必要があるのですが、
どうすればそんな男になれるのか、
目指すべきポイントが3点書かれております。

1,自他ともに、これだと認める武器を持っている。
2.会社の「困った」を幾度も解決してきた。
3,「同業他社に流れたらヤバい」と思わせる仕事をしている。

これを読むと、
ある種のエキスパートというか、
専門職が適用しやすいように感じます。

私の場合既に、
専門職という訳でもなく、
何でも雑用屋の領域に近いのですが、

個人的には「同業他社に流れたらヤバい」といった
専門職的な狭いマーケットを視野に入れるのではなく、
もっと広い観点で仕事ができる男を目指したいと
思っています。


本書には、エクゼクティブは、
食事は他品目を食べ健康にも気を遣う。
といった項目もあります。

やはり出来る男を目指すには、
コンビニ弁当や牛丼・カレーばかりでは
いけないのです。

これは健康面の他に、
常に食事を意識するという積極思考や、
マンネリ化を防止するなど、

頭(脳)に刺激を与える経験を増やす効果も
大きいのではないかと思います。


・・という訳で、
本書に書かれる内容は、
上を目指す広い意味での社会人にとって、

多くの項目が必須事項と感じた今日の一冊です。
極端な話しもなく、
比較的簡単に読むことができます。



今日のアクセス:182,383