マシュー・エドランド 著「パワー・オブ・レスト 」は、睡眠の部分だけ読んでも十分もとが取れます。

今日は春分の日のお休みす。

お彼岸の中日にあたりますので、
本来はお墓参りをする日だったりしますが、

私の場合、
昨日、お休み前ということで、
焼き肉宴会があり、

食べ過ぎ・飲み過ぎまして、
1日中調子悪く過ごしました。

身体が無理矢理、休みを欲する。
といった感じで、

日中は殆ど寝て過ごしました。

おかげさまで、
夜はシャキッと目が覚めています。

こんな休日で良いのでしょうか?
いい歳をして疑問です。


・・・という訳で本日は、
マシュー・エドランドさん著、 ボレック光子さん訳

「パワー・オブ・レスト 究極の休息術」

をご紹介します。

「THE POWER OF REST」

を直訳すると「休息の力」となりますが、
内容もそのままです。

得てして、
タイトルと中身が一致している本は
良本が多い気がします。

本書では、はじめに休息を、

 積極的に休む「アクティブレスト」

 なんとなく休む「パッシブレスト」

の2種類に分類します。

冒頭に書いた、

調子が悪いからなんとなく寝て過ごす。
というのは典型的なパッシブレストです。

他にも、
週末や休日に、少し多めに寝るとか、
テレビを見て過ごすなども、
パッシブレストに相当します。

一方アクティブレストは、
同じ眠るでももっと積極的な
アプローチをします。

簡単なことですが例えば、
眠る前に簡単な運動をしたり、
お風呂に入ったりすることや、

歯を磨いたり、本を読んだり
・・これから眠るぞ。
という寝る前の「儀式」が良い眠り、
良い休息に導きます。

上記のような話は、
何処の本でも書かれています。

ここでポイントと思うのは、
それらを全て意識し、
レーニングしながら行うことに
あると思います。

ちょっと体操をして寝たら、
調子が良かった。

よりも、

良い睡眠のため、
ちょっと体操をして寝よう。

です。

本書ではこのような積極的な
休憩の取り方に対して、
幅広い観点での方法が示されています。

以下に、各章のポイントを並べてみますが、

 1章では、睡眠について
 2章では、深呼吸や簡単なヨガのポーズ
 3章では、自己催眠などの精神的な休息法
 4章では、職場の同僚や地域・社会交流と休息について
 5章では、瞑想について
 6章では、家族と休息について
 7章では、職場での休息法
 8章では、フロー(精神集中)による休息効果

このように休息には様々な方法(技術)
があるということがわかります。

たとえば、
深呼吸を数回するだけでも、
心理的にも体調的にも整える効果が在りますし、

言われてみればその通りなのですが、
暫く連絡の途絶えていた知人に近況を報告したり、

仕事の休み時間に、
あまり親しくない職場の同僚に話しかけたり、

そういったことも、アクティブレストとしての
効果があります。

また、
趣味や映画や音楽などに没頭(フロー)し、
気分転換による休息効果がある
ことは分かりますが、

単純労働などの仕事でさえも、
自分で工夫して音楽的なテンポと流れを意識
することで、フローを得ることができます。

そうすれば、
仕事をしながら休息効果が
得られるかもしれません。


本書の構成は、
1日一つの休息方法をトレーニングする
という構成になっています。
(私は一気に読んでしまいましたが・・。)

通して読んで見ると、
瞑想など、一部難しい所もありましたが、
こうしたことも休息に繋がるのだな。
ということが感じられ、

何かと、お疲れのサラリーマンの皆さんには、
お勧め出来る本では無いかと思いました。

特に睡眠に関する箇所は、

適切な睡眠時間の求め方、
昼寝の効果、
朝方の人、夜型の人がどのように
コミュニケーションを取ったらよいのか

・・など、

私も睡眠には興味があり、
本を読んで勉強しているつもりですが、
本書での新しい発見がありました。

この睡眠の箇所だけ読んでも、
十分に元が取れると感じた今日の一冊です。

私はもう一度読み込んで、
アクティブレストを実践したいと思います。



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