渡辺雄二著「体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品」は、現代人の基本知識として読んでおきたい一冊です。

今年のテーマは「変える」です。
ここ数年、生活に変化がありません。

今年は、とにかく何でも良いので
変えてみることにしました。

そして早くも実践したことが一つあります。
これは効果があるのではないか!
と思うのですが、
それは、水道水でうがいをすることです。

私はこの時期、例年、必ず喉を痛めて、
そこから風邪を引くので、
その都度、喉の殺菌スプレーを使っていたのですが、
今年はその使用を止め、
こまめに水道水でうがいをするようにしています。

結果、今年は今のところ風邪をひかず、
例年のような酷い喉の痛みもほぼありません。

これまでの私の知識だと、
水道水でうがいをしても殺菌効果は無いので、
意味がない。・・と思っていたのですが、
この結果は、どうしたことでしょう。


・・という訳で本日は、渡辺雄二さん著

 「体を壊す13の医薬品・生活用品・化粧品」

をご紹介します。


著者の渡辺雄二さんは、食べ物や生活用品の
様々な害について記事を書いているライターです。

また別の機会にご紹介したいと思いますが、
ネットで↓この本を知り、読んでみたところ面白く、
本書を購入した次第です。


※知らなかったのですが、結構売れた本と思います。


本書はタイトルの通り、医薬品・生活用品・化粧品
など13種類にわたり、その薬害を指摘しています。

本の帯にも書いていますので、
せっかくなのでココに13個並べてみます。

 1,ヨードうがい薬でうがいをする
 2.歯磨き粉を使って歯を磨く
 3.ボディソープで体を洗う
 4.シャンプーで髪を洗う
 5.健康のためサプリメントを飲む
 6.お風呂の入浴剤を入れる
 7.室内空間を殺菌する
 8.腰痛に貼り薬を貼る
 9.美白化粧品を使う
 10.ダイエットのためカロリーオフ食品を食べる
 11.美肌のためコラーゲンサプリを飲む
 12.風邪を引いたら風邪薬を飲む
 13.お腹を下したら下痢薬を飲む

です。

私の場合、中年男性なので美容に関することは
していませんが、それ以外のことは殆どしています。

うがい薬でうがいをし、歯磨き粉で歯を磨き、
入浴剤のお風呂に入り、シャンプーで髪を洗い、
ボディーソープで体を洗います。

そして、
腰が痛くなれば湿布薬を貼り、
風邪を引いたら風邪薬を飲みます。

これって、普通ですよね?
・・と思います。

風邪薬がウイルスには効かず、
症状緩和のためのものであることは
多少知っていましたが、

それ以外に関しては目から鱗が殆どです。
特にヨードうがい薬は、冬場の超愛用品でした。
・・でも止めてみたら、
本書のとおり、水道水のうがいで問題無くすごせて
しまうわけです。
(もちろん、たまたま今年だけなのかもしれません。)

本書には京都大学保健管理センターの全国18カ所で
うがいに関する調査例が記載されており、

「うがい薬でうがい」、「水うがい」、「特にしない」
を調べたところ、
「うがい薬」を使うケースが、
「水うがい」のケースよりも、
風邪の発症率が1.4倍も多かったそうです。

うがい薬は強すぎて、
喉にある常在菌(正常な菌)も殺菌してしまい、
余計に喉があれてしまうということや、
水道水にもわずかに含まれる殺菌作用が効いているのでは
ないか。と考察しています。

私はこの部分を読んで、即ヨードうがい薬
(私の場合は殺菌スプレー)を止めて見たわけです。


他にも、うすうす知っていた、
シャンプーや石けんの害の話しや、
湿布薬は体にかなり悪い。という話しなど、
特に妊婦さんに影響がでるらしいので、
この情報は絶対知っておいたほうが良いと思いました。

とはいえ、
お風呂の入浴剤や歯磨き粉など、
止められないものが多々あるのですがね・・。


一部のアマゾンの書評などにもありますが、
本書は、結論に導く論拠が薄い所が若干気にはなります。
ただ元々は、週刊誌の記事だったりするので、
あまり難しい内容にもなっていないのでしょう。
もちろん医学の専門家専門書という訳ではありません。
(難しい内容だったら読めませんし、、、)

しかし、ジャーナリストが書いたという観点で本書を読み、
読者が考えながら、適用する。という前提においては、
本書からは得られる知識・生活のヒントは、
大きいのではないかと考えます。

また、本書で指摘するNG用品をこれからも使うにせよ、
この知識はあったほうが良いと思います。

というわけで、生活の基礎知識として、
多くの日本人にお勧めしたい、今日の一冊です。



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