中谷彰宏著「片づけられる人は、うまくいく。: 人生を変える「捨てる」習慣65」は片付けネタの宝庫です。

私の今年の目標は「変える」です。
そのための具体的な行動として、

 毎日3個ずつ物を捨てる。

ことにしました。

しかし、
モノを捨てることは、イザやってみると大変です。
心理的なハードルが高いのです。
痛みを伴います。(おおげさですが。)

それでも先週末は頑張って、
雑誌を16冊と、
壊れた目覚まし時計を捨てました。


・・・という訳で、本日は中谷彰宏さん著

 「片づけられる人は、うまくいく。
  : 人生を変える「捨てる」習慣65」

をご紹介します。


これまでも、何冊も片付け本をご紹介しています。

私は片付け本を読む度に感動し、
その時は整理・片付けをする気になるのですが、
結果大きく変わらず、今に至っています。

しかし、
片付けに関する知識”だけ”は増えまして、
今更新しい片付け本を読んでも、目新しい事も
無いだろうと思いながら、本書を手に取りました。

しかし、、違ったのです。

本書では、片付けに関する習慣というか、
(話題という言葉が近いかも)
を65個紹介しているのですが、
その通り!・・と心に響くことばかりなのです。

ブログを書くにあたり、
付箋を貼りながら読み直したのですが、
なるべく付箋を貼らないように
気をつけて読みつつも、
約20枚の付箋が貼られました。

その中から、
いくつか紹介してみたいと思います。


★片付けは回数だ。p36
 片付け本(の著者)によって、
 一気に片付ける派と、
 少しずつ片付ける派に別れるのですが、
 中谷さんは、片付けは回数だ。
 として、少しずつ片付ける派です。

 結局、部屋が綺麗であること、
 それを維持することは習慣と思います。

 私も休みに一気に片付ければいいや。
 とずっと思っていたのですが、
 このページを読んで、
 毎日3個づつ物を捨てようと決めました。


★物よりも空間を大事にしよう。p53
 物を大切にするのが成金的な生き方で、
 空間を大切にするのが貴族的な生き方です。
 ・・とあります。

 決して貴族を目指したいわけではありませんし、
 これからも一定量の物は持ち続けるでしょう。

 しかし重要なのは、物を大事にするということは、
 即ち自分自身よりも、物を大事にすると言うこと
 なのです。
 これはいけないと思いました。

 このページを読んで今年は物を捨てる!と決めたのです。


★やってはいけないのは、バーゲンで買うことです。p111
 オシャレと縁遠い私は、洋服はバーゲン以外で
 買うなんてありえない。位思っていました。
 少し待てば、同じ洋服値段が格安でゲット出来るわけです。

 しかし本書を読み、
 その考えは間違いであることに気付きました。

 結局着ないまま1年が過ぎ、次の年に初めて袖を
 通すことになるのです。
 更に悪いケースでは、
 着ないまま、新品でタンスの肥やし化します。 

 今年の冬は初めてバーゲン前に冬物のスーツを買いました。
 夏物と違って冬物は高いのですが、かなり満足です。
 ※理由は次の項目に書きます。


★お店の人は2回り大きな服を勧めます。p125

 この話しはまんざら嘘ではありません。

 最近世の中の洋服のサイズは、ちょっと小さめ、
 ピッタリ目がトレンドです。
 しかし、トレンドを無視したとしても、
 私は最低一回り大きなスーツやジャケットを
 買っていたことに気付きました。

 前の項で、初めてバーゲン前に服を購入した話しを
 書きましたが、その時念入りにサイズを見てもらい、
 判明したのです。

 つまり、ここ数年購入したスーツやジャケットは、
 全てサイズが大きく(バブル期の流行風)、
 大枚を払って、合わないスーツや
 ジャケットを買っていた。
 そんな、不都合な真実が判明したわけです。

 バーゲンで購入するということは、
 このような失敗に繋がり、結局お金を損しています。
 女性のように日々洋服探しをしている達人級の
 人ならばバーゲンをうまく活用できるのでしょうが、
 素人は私のような失敗をするだけだ。と思いました。


★ホテルの人に預けるのが恥ずかしいモノ、はもたない、p128
 ホテルに預ける代表的なモノは、コートやカバンです。
 どちらも良いモノは値が張るものですので、
 良い物を持つのは少し難しいのですが、
 私はココを読んで、人に見られて恥ずかしいモノは持たない。
 と読み替えました。

 実は長年使っていて愛着が湧きまくりの、
 定期入れと小銭入れがあり、
 あまりにも痛んできたので、新しい物を購入したのですが、
 新品を買ってから、古いものを1年も使ってしまいました。
 
 恥ずかしくて人前で出せないのですが、
 愛着がありすぎて捨てられなかったのです。
 
 しかし、このページを読んで、
 新年早々、入れ替えることにしました。


・・・・
とこのような感じで、中谷彰宏さんはどこで、
こんなビンゴなネタを探してくるのかと驚くのですが、

私のために書かれたような本であり、
大いに心を打たれ、そして少しずつ実践しています。

「少し足りない」がぜいたく。p132

とありますが、
私もこの境地に早く達したいと思います。


本書は、少し紹介したように、
整理テクニックというよりも、
モノが増えないためにはどうするか。
モノを整理する(捨てる)にはどうするか。
といった観点が中心の書かれた整理本です。

モノが沢山あると、こんな不幸が(デメリットが)
おきますよ。という警告が多々あり、
整理・片付けをしたい気になります。

中々片付けできないという人は、
整理テクニックの本よりも先に本書を読んで、
モノが増えないためには、どうすれば良いかを
学んで頂きたいと感じた、今日の一冊です。



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