トム・ハンクス主演「キャスト・アウェイ」をみました。見逃した方は是非どうぞ!!

昔は貧乏でしたので、映画と見ると云えば、
数ヶ月我慢して、レンタルビデオ(もしくはTV)
で見るのが常でした。

しかし、
テレビのハードディスク録画が主流となると、
テレビ番組を見るのが精一杯で、
レンタルして映画を見る
余裕が無くなってしまいました。

そんな訳で、
映画を全く見なかった期間が数年あります。

これはいかんと、
映画は映画館に見に行くことにしたのですが、
今度は、自宅で映画を見ることがなくなりました。

テレビも見ないし、レンタルもしないので、
昔の映画をみる機会がありません。

当然、見逃した映画が沢山存在するのです。

そんな訳で、
今回のお正月休みに、見逃してしまった
ちょっと古い映画のDVDを見ましたので
ご紹介します。

トム・ハンクス主演の「キャスト・アウェイ」です。


この映画は、
毎日読ませて頂いているメルマガ
「毎朝1分!天才のヒント (倉橋竜哉さん)」
で紹介されまして、内容に興味をもちアマゾンで購入しました。

http://archive.mag2.com/0000258954/20121209080844000.html


橋竜哉さんによると、

 自分が居なくなったら世の中どうなるんだろう?

・・といった事をメルマガで書かれていて、

 自分が居ることで、世の中の笑顔が増えれば、
 それだけで自分の存在意義がある。

・・とまとめておりました。

私は思わず感動して、
つい手帳にメモってしまったという次第です。


映画のストーリーは、

Fedex社(国際運送会社)に勤める主役の
トム・ハンクスに急な出張が入ります。

すぐに帰って来るから。
・・・と恋人にと別れを告げ、

結婚指輪と想像されるプレゼントを渡し、
自社の飛行機に乗りこみ、事故に遭います。

不時着した飛行機から、
一人だけ助かり無人島にたどり着き、
それから4年間の無人島暮らしの後、島脱出を決意。

無事に戻ってくるわけです。

そして、かつての恋人と再会する。

そんなストーリです。


映画ではFedexという実在の有名企業を
舞台にすることで、映画にリアリティー感を
出しているのですが、

飛行機が墜落するという、
なんともマイナスイメージがつきまとう作品に、
よくもOKが出たな。
・・とアメリカの懐の深さを感じます。

※映画の解説によるとリアリティーのために
 ハリウッド製の適当な会社を作らず、
 ロゴの使用権を得た。とありました。


そして映画では、
無人島でサバイバル生活をする
トム・ハンクスのシーンの一人芝居が
大部分を占め、これがまた見事です。


漂流当初は、お腹の肉が緩かったトム・ハンクスは、
Wikiによると22キロもの減量をしたそうで、
島から脱出する際には、お腹がかなり引き締まっています。

※それでも、もし日本人の俳優さんなら
 もっと痩せたような気が・・・

島では最初、
流れ着いたFedexの段ボールを大事に取っておくのですが、
サバイバルのため、一つだけ残して開けてしまいます。

その絵が悲しいのですが、
島では全く役に立たない、
バレーボールやスケートのシューズ、
何かの衣装やビデオテープ、

・・そんなもばかりです。

椰子の実から水分を取ったり食したり
するところから始め、

お腹が空いて、カニを捕らえるのですが、
生では食せず、
どうにかして火をおこそうとします。

そうして何時しか、
自ら火をおこし、魚を指で割いて食べる
たくましい男に変わっていきます。

現代人と原始人の脳や身体の構造は
殆ど変わらないそうですが、

現代人が立派な原始人に逆戻りする
様子は見事なものです。


無人島から無事に帰ってきたトム・ハンクスは、
かつての恋人と再会します。

恋人はトム・ハンクスと最後に会った空港から
彼の所有する車(ランドローバーorチェロキー?)
に乗って帰るのですが、
彼の事故のあと4年間も大切に保管しています。

彼女は結局、別の男性と結婚しているのですが、
トム・ハンクスをずっと慕っており、
彼が現れると心が揺らぎます。

私個人的には、
女性はそんなときは、綺麗さっぱりすてて
しまうような気がするのですが、

なんとなく男の台本というか、
男の願望を描いているように感じました。


ポリネシアの人々は新しい島に
住めるかどうかを調べるために、
最初に椰子を植えたそうです。

椰子は植物になったり、住居など
あらゆる生活の材料になるからです。

そういった知識が多少たりともあったので、
この映画を見て、私は情緒的な感情よりも、
サバイバルのリアル感を多く感じました。

私は映画を見ながら、
無人島での生活を想像しました。

自分なら餓死してしまうんだろうな。とか、
イカダを作って海に乗り出すなんて
絶対にできないだろうな。とか、
そんな事を思うのです。


映画の中で、印象深かったのは、

死体となって流れ着いた乗組員持っていた
懐中電灯を腰から外し、死体を埋葬した後、
(この様子が、また悲惨な映像なのですが、)

唯一の明かりとして生活をしているのですが、
ある嵐の晩に、電池が切れてしまいます。

また、
映画では直接は表現されないのですが、

一人無人島で暮らす絶望の中、
自殺を図ろうとしたが死ねなかった事や、
大好きな恋人を諦める様子が間接的に
表現されます。

こんな凄い映画ですが、
映画の企画は実に簡単なところから始まっています。

無人島に流れ着いたらどんな気持ちなのだろう。
トム・ハンクスが起案し、
5つの脚本の中から選んで作られたのだそうです。

映画を見た後のDVDの付録の解説で(確か)
そのような事を言っていたのですが、

この感動の映画が、そんな簡単なきっかけで出来るのか。
と知ると、なにやら微妙な感じはしました。


映画では最後に、
トム・ハンクスは唯一中身を開けなかった
段ボールを、映画の冒頭で初めてFedexが登場する
テキサスの田舎の住宅に届けに行きます。

家はたまたま不在だったのですが、
これを届けることを心の支えに頑張った。
というメッセージと共に置いていきます。

この一言が無ければ、さすがのFedexもGOを
出さなかったような気がしますが、
良いシーンだと思います。

そして帰り道、
交差点で地図を見ていると、
そこに住む女性に声をかけられ、
映画は終わります。

トム・ハンクスに、新しい出逢いが待っていることを
感じさせるエンディングですが、

生きていればきっと希望がある。
そんなメッセージを含んでいるのかな。
と感じます。


かなり心に残る作品であることは
間違い無く、一度は見ておきたい作品と感じました。

見逃してしまったかた、是非DVDでご覧ください。!!



追伸)
 紹介して頂いた、
 「毎朝1分!天才のヒント」 倉橋竜哉さん。
 有り難うございました。



 
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